[訳]MonoTree[뒤풀이] ONF - WHY編 1部2部
※MonoTreeの[뒤풀이]は、MonoTreeの作曲家たちが作曲ビハインドを話す動画コンテンツ。“뒤풀이”とは何かの仕事や行事などが終わった後に食事したり飲み会をしたりすることで、日本語だと打ち上げ、お疲れさま会、反省会みたいな意味になるらしい。
※文中で呼び方が統一されてないので補足
イーション=チャンユン
MK=ミンギュン
ファンヒョン=ヒョニ・ヒョニヒョンなど
⚫︎1部
(2:54~ MVの世界観について)
イーション:『Why』のMVは『Complete』以前の話を扱っていて
G-high:プリクエル(前日譚)みたいな。
イーション:はい。僕らオネノプがずっと一緒にいたいという思いを叶えるためにパンドラの箱を探しに出発するんだけど、その過程で人間の人生とヒューマノイドの人生について論争を…それでお互い争いをするようになる、そんな内容です。
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(中略:イーション・MKの紹介など)
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(8:35~)
G-high:音楽的な話をしましょうか?
チュテグァン:はい、本格的に今日ご紹介する曲の『Why』についてトークをしてみましょう。普段、僕がこの曲説明をずっと読んでいたんですよ?御覧になっていた方はご存知だと思いますが。今日は(イーションとMKが)出演しているから、これチャンユンが一回…(読んでみて)
イーション:やってみます。
“危険な‘君’を好きになるほどだんだん壊れていく自分自身にそれを止められない理由を問い直す話です。Future trapがベースの叙情的な導入部と爆発するサビが魅力的な曲。パフォーマンスの極大化のため早く進行していたビートはサビでその速度が半分に落ちながら、まるで爆発シーンのスローモーションのような効果を与えている。”
G-high:これ、まず曲説明についていろいろと話すことがあるんだけど僕はこの曲についての質問ですね。「誰かを好きなんだけどだんだん壊れていく」という話じゃないですか。その、好きなのに何で壊れていくの?俺はこの部分が一番…
(ここで1部おわり、2部は話の続きから始まる。)
⚫︎2部
イーション:すごく好きだからそうなんじゃないですか?
G-high:まずはこれをメンバーたちに聞きたいです。
ファンヒョン:(何て答えるか)気になる
G-high:メンバーたちはこの曲についてどう理解をしているのか。
イーション:理解はできると思います。誰かを好きになると、(優先順位が)自分自身が一位じゃなきゃいけないのにすごく好きになったもんだから相手が一位になったんですよ。
G-high:あ〜!ミンギュンが犬と猫に向かって飛び込むように?(※前半に動物好きのミンギュンが、車に轢かれそうな猫を見て車に突進したという話が出たのでこういうリアクションをしたんだと思います。)
MK:そうですそうです(ニコニコ)
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G-high:(ミンギュンも)同じ意見?
MK:僕も似ているんですが、僕は執着ではないかという考えが
G-high:執着するとダメになるから。作曲家の意図はどうですか?
ファンヒョン:普通…人によって差(違いが)があるかもしれないんだけど、ある男女でだけ考えたとき、いつも…甲の位置でだけ生きてきた人たちは理解をできないかもしれません。誰かを好きなのに、好きになったらいけない対象かもしれないって考えることから甲じゃないんですよ。「俺が君を好きになってもいいのか?」
一同:(うんうん、あー)
チュテグァン:……僕は理解できません。
一同:???(笑)
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ファンヒョン:その次に、これが男女間の愛の話ではない可能性もありますよね。
G-high:男男、女女の愛の話?
ファンヒョン:そういう同性間の愛の話というよりは、“ある対象“そして“自分の夢“!そのために進んでいるのに、すごくしんどい。「“これ”のために自分が壊れていくのに、なぜこれが好きなんだ」ということでもありうるし
G-high:すごく包括的な話ですね?考えてみると。
ファンヒョン:はい。
G-high:この説明を聞いたから少し違うように感じますね。
イーション :すごく違います。
G-high:考えてみると、作曲家が考える曲と歌うアーティストが考える曲に少しずつ差が出るみたい。自分が持っている考えをベースに曲を解釈するじゃないですか。そのうえ作家、そして聴き手も違うように感じますよね。
(曲の)最初の主人が作曲者だったなら、アーティストに渡って、アーティストに再解釈されながらアーティストだけのカラーで表現されて、リスナーに渡って、リスナー達の経験の後押し(支え)となって、また違うように生まれ変わるみたいです。…(話の)整理うまいだろ?
MK:おー!拍手!
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G-high:気になることの一つがデモを音楽的にただ聴くようになるじゃないですか。作曲者の手から、ある程度できたものを完全な完成品じゃなくても聴くことになりますよね。アーティストたちが初めて聴いたとき、どう感じるのか僕らはわからないんですよ。それでこの曲はMKさんが作曲家として参加したじゃないですか。なので、完全に完成されたバージョンじゃない中間バージョンを聞かれたんじゃないですか?(『Why』の制作について)正確に知らなくて、どうやって完成したんでしょう?
ファンヒョン:気にせず話しな(笑)
MK:一番最初に!ヒョニヒョンが「次のタイトル曲になるだけの歌が、トラックができた」こう、おっしゃったんですよ。それから僕たちの会社に来られて、初めてそのトラックを聴いて
G-high:メロディーがないトラックだけ?
MK:はい。聴いて、そのときから作業を開始したんだけど、聞いたとき「これだ!」と思いましたね。
G-high:本人が聞いた瞬間?
MK:はい。「次のタイトルはこれだ!」って。そのときから、初めてトラックを聴いて作業を始めました。
G-high:まずこの質問については少し後でまた話す時間があるので、こういう良い言葉を聞いておくってことで。(?)
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G-high:イーションくんは完成されたバージョンを聞くとき、感じるものがあるんじゃないですか?中間ではなくて。
イーション :実は決まっていないときに僕が(MKに)ずっとせがんだんですよ。一回聞かせてくれ…って。聞かせてくれないんですよ。
G-high:あ本当?
イーション :何故かというと
G-high:(MKが作曲家として)小さい権力を持って…使うのが
イーション :そうです。
MK:いや、そうじゃないでしょー!違いますよ!
一同:(笑)
イーション:確定する前に、僕がすごく気になって、でも決まる前に聞いてしまうと、これに決まらないと、また…
G-high:そうでしょう。
イーション:そういうこともあるから悩んだけどすごく聴きたくて、ずっとせがんだら「あ〜ダメなのに」と言いながら聞かせてくれたんですよ。
ファンヒョン・チュテグァン:(笑)
MK:本当に聞かせないようにしようと思ったのに、何でかというと完成する前に聴くとちょっとアレじゃないですか。完成してから聴くのとは。
G-high:全然違うでしょう。僕ら作曲家もそれで、完成していないデモを他の人に聞かせることをすごく嫌がります。元々そうです。
チュテグァン:(うんうん)
イーション:それで聞いたんだけど、すごく良かったです。本当に。
G-high:トラックを聴いた瞬間?
イーション:はい。中間に、フックに「タンタタンタ♪(ニガチョアの前の部分)」こうなんですけど、すごく良いんですよ。「これはうまくいった(良いものができた)」こんな考えもして、早くこの曲をやりたいと思いました。
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G-high:今までタイトル曲たちをたくさん聞いたじゃないですか。その中でどの曲を聴いたときが一番印象的でしたか?もちろん、すべて良かったと思いますが。
MK:僕は全部好きだけど『사랑하게 될 거야 』を聴いたとき、すごく変わっていると感じました。歌が。今アイドルの歌も多いけど、その中でもすごくメリットがあって珍しい。
G-high:ファンヒョンさんは歌が変わってます。
イーション:そうです。
G-high:僕はメリット部分に共感できませんが。
一同:(笑)
イーション:(ファンヒョンのことを)牽制してるんですか?
一同:(笑)
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G-high:イーションさんはどうでしたか?
イーション:僕は『Why』が、もちろん全部良かったけど『Why』が本当になんだか刺さりました。
G-high:だんだんカラーが濃くなっていく感じがありますね。だんだん既存アイドルに見ることができなかった曲たち、カラーたちに固まっていく?実は僕はそんな感じを受けてます。メリットもあって(笑)(スタッフに向かって)編集どこでするか決まったでしょ?(笑)
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ファンヒョン:僕の場合は曲を書くじゃないですか。書いて、いつが待ち遠しいかというと振付がどうなるのか…
一同:あー
G-high:振付とMVが、実は僕たち作家としては一番ドキドキする?
ファンヒョン:そうなんだけどいずれにせよ僕が踊るんじゃないから…『Why』が出る前に「あ〜どれくらいキツいだろうか?」って(笑)テンポを半分に伸ばしたから「あの子達はどれだけ苦労するだろうか」って。
G-high:僕らはデモを作業するときも、これを歌うアーティストをある程度考えるじゃないですか。ざっと絵(完成図)が描かれます。大体こうなりそうだ、と思うんだけど、振付と映像は本当に門外漢じゃない?そうなると本当に何が出てくるのかわからなくて、何か出てくると……ハッ(驚き、感嘆で言葉が出ない感じの表情)
ファンヒョン:ところでそういう快感もありますよね。例えば「こんな動作をしてくれたらいいな」って思っても、僕らは振付はよく分からないから…でもそんなときにぴったり一致するとき。
G-high:ティキタカになったとき。(ティキタカ=サッカーのプレースタイルで、パスをつないで展開していく戦術。曲と振付がうまく繋がることの比喩なのかな?)
ファンヒョン:はい。
G-high:ところで、特に『Why』、『Why』もそうだし僕はオネノプのタイトル曲たちは振付とMVの繋がりながらの流れがいつもすごく良かったです。(ファンヒョンさんも)いつも満足して嬉がってます。
ファンヒョン:振付が、FREEMINDのキムヨンオ振付師もよく息が合うみたいです。
イーション:そうですそうです。でも実はビハインドがあるんですが、ヨンオ先生がものすごく難しがっていました。独特だから、(曲を)ずっと聴いても「難しい、難しい」って。そう言いながらかっこよく振付を作って下さるから。
(中略:振付を先に作ってから曲を作らせたら復讐になるんじゃないか?面白いね、みたいな話)
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チュテグァン:MKがMonoTreeとはたくさん作業をしたけど作家として参加したのは今回が初めてじゃないですか。それで、この曲について特別言いたいことがあるのか。
MK:この曲について何か特別なことがあるとすれば、ヒョニヒョンが少し愛着を抱いている曲ではないかと思います。
ファンヒョン:?
G-high:本人(MK)が参加したから?(笑)
MK:違います(笑)そうじゃなくてですね、曲についてたくさん悩まれました。
G-high:本人もたくさん悩んだみたいだけど
MK:そうですね。いっぱい悩みました。いろいろ。
ファンヒョン:ちょっと忘れてたんだけど、僕らが1回デモがすべて出て、振付が出た後に、曲の構成を少し修正……
イーション:あー!そうです。
ファンヒョン:録音もすごくたくさんして。
イーション:心血を注いだ(曲です。)
ファンヒョン:考えてみたらここまでやった活動曲の中で一番録音回数が多かったです。
MK:そうです。
(話が変わる)
G-high:(MKが)今回のアルバムにたくさん参加をされたじゃないですか。食い扶持に…僕ら作曲家の食い扶持(職場)にアーティストたちがたくさん入って来るじゃないですか。
イーション・MK:(笑)
G-high:作業をしながらどうだったのか、面白いエピソードがあったのか言ってください。
MK:まず、すごく楽しくて、初めて参加することになったから新しい感じもあったしヒョニヒョンから学ぶこともあったし、それから今回サンヒョギヒョン(『소행성』 作曲家GDLO)と作業したじゃないですか。また違う感じを学ぶことができるようで
G-high:作家ごとに作曲するとき感じが少しずつ違うでしょ?
MK:はい。それがすごく良かったです。
G-high:それでは作業はこれくらいにして頂いて、僕たちも食べていかないとだから。(笑)
一同:(笑)
G-high:ちょっと控えながら(笑)でもMKが作業をすごくたくさん、以前から本人が書いた曲だとたくさん聞かせてくれたじゃないですか。そのときから危険だと思ってました。この子気を付けないとって。
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ファンヒョンがいると不便(話しにくい)からファンヒョンに退室してもらい話をする流れになって3部へつづく。
↓3部の訳はこちら。