KPOP関連の訳やメモなど / 誤訳多いです。間違いに気付いたら修正します。

[訳]キムアンドパクのBEST NEW KPOP #96 #DreamNote

Wish

Wish

 

キムユンハ:このアルバムで最も良かったのが、インストを除いて4曲入っているじゃないですか。4曲すべてそれぞれの個性で曲が良いです。それが一番気に入りました。そしてひとつ面白かったのが、最初がタイトル曲『바라다』なんだけど、普通この曲がダンス曲ならその後もダンス曲にして雰囲気をグラデーションで作ろうと誰もが平凡な考えをします。私もそうです。けど、このアルバムは『바라다』の次にいきなりアコースティックポップの『Love Is So Amazing』でゆっくり落ちます。普通のアルバムだったら「こんなに誠意無くトラックリストを…」と思うんですが、このアルバムはすごく良かったです。

パクヒア:メンバーの歌声と…私がこのアルバムでベストだと思うのはボーカルディレクティングだったんですよ。曲が良いのと同じくらい、その曲を活かすボーカルたち?歌がすごく上手いわけではなくてもこの曲に合うように作曲家たちが正確にボーカルディレクティングをしたのがこのアルバムの成功要因です。 

(中略)

キムユンハ:ブラックアイドピルスンが音盤を全般的にプロデュースしたらしいんですが、すべてがその影響ではないかもしれないけど、独特な音盤構成あるいはボーカルディレクティングの特殊なポイントたち、こういったことなどが本物(真)から出るバイブなのかもしれないと少し思いました。

 

Love Is So Amazing

Love Is So Amazing

La Isla Bonita

La Isla Bonita

 

[訳]キムアンドパクのBEST NEW KPOP #96 #VERIVERY


VERIVERY - 'Lay Back' Official M/V

 

パクヒア:以前と全然違いますね。

キムユンハ:最近そう(いう流れ)じゃないですか?

パクヒア:そうです。私その話をすごくしたかったんです。こういうサウンドがまた流行し始めたみたいです。それからボーイグループにかっこいい男のイメージをつける作業が始まったみたいです。

キムユンハ:2、3年前にデビューした、例えば最近ならゴールデンチャイルド、ドボイズやオネノプ、こういった清涼系だと私たちが話していたグループたちが一度に変わって驚きました。いきなり皆傾向を合わせたかのように…

パクヒア:清涼だったセブンティーンも変わって。

キムユンハ:そうですね、昨年の『독』のような歌もセブンティーンとしては最もカリスマ系頂点だったトラックでしたね。ベリベリも驚くほどに変わって…今までのチームの中でも一番怖く変わったチーム、違うチームになってしまいました。

パクヒア:オネノプのような場合には、それでも変わる流れが感じられたんですよ。でもベリベリは予想もできなかったです。なぜなら以前使っていたジャンルも清涼系アイドルが使うニュージャックスウィングで、

キムユンハ:タイトルも全部可愛いタイトルでしたよね。

パクヒア:『딱 잘라서 말해』(はっきり言って)

キムユンハ:それなんですよ(笑)『불러줘』など、こういうタイトルだったのにいきなり表情を変えて強烈な曲で戻って来たので驚きました。

(中略)

キムユンハ:そのうえタイトルも『Lay Back』でシックな感じ(笑)いろいろ面白い変化だと思いました。でも最近のチームは基本能力値があるのでひそかに上手になってましたね。面白かったです。

パクヒア:私がアルバムで面白かったのが前半と後半で温度差があって、それが笑えるんですよ。

キムユンハ:そうです(笑)グラデーションが大きいんですよね(笑)一曲目が『PHOTO』という曲で、初めて聴いたとき「ここまでダークにする必要あるかな?」と思ったんだけど、だんだん太陽が昇っていくようにベリベリの清涼感が生き残っていて、まだそれでも清涼な部分を描いていこうと(?)しているんだなぁと思いました。

[訳]キムアンドパクのBEST NEW KPOP #96 #SF9


SF9 - 'Good Guy' MUSIC VIDEO

 

(SF9の所属事務所FNCハンソンホ代表の作詞に対する指摘)

パクヒア:SF9の問題は、今まで全てのアルバムに代表の名前が入っていて、そのせいで話題になる歌詞がたくさんあったじゃないですか。今回も実は同じ失敗を繰り返しています。

キムユンハ:今回どんな考えが浮かんだかというと、以前の曲はほんのり時代を逆行している感じがして(中略)これを2019,2020年にやるにはすごく古い感性じゃない?と思ったんだけど、今回は更にアルバム全体にその感性が広がっています。

例えば『Good Guy』もタイトルから“Guy”という単語自体が“イイ男”という感じがしますよね。歌詞が「君にだけ見せてあげる かっこいい男だって知ることになるよ」で始まるじゃないですか。

パクヒア:サビだったかな。そこで「灯りをつけて探しても僕だ」この表現を見て……いや、私はこの曲悪くないと思ってるんだけど今はこういった表現を歌詞で書かないじゃないですか。

キムユンハ:一言で言うと野暮ったいです。いろんな面で。フルレングスだから音盤に10曲程度入ってますよね。歌は今のKPOPシーンに合うボーイグループの歌ですよ。構成も一曲目の『Good Guy』から洗練されたラインが続き、ちょっとファンキーになって後半少しシックな曲に行って、最後に希望的な感じ『Beautiful light』で終わります。展開的な構成になっていて曲も今の時代のKPOPなのに、そこにほのかな野暮ったさの歌詞が入っているから(この音盤を)良く感じることが難しいんですよ。

(中略)

パクヒア:『Good Guy』のような場合“「ファン達と一緒に成長して来ながら自分がかっこよくなった」「良い人になれるようにしてくれたファン達にありがたい」という意味でのGood Guyだ”という話をするんですよね。こういった文を作る広報の方の苦労もすごく大きいだろうと思いますね。

2019年のKPOP総決算

年末なので、個人的な好みによる2019年のKPOPベストアイドルソングを紹介します。

今年中にこの記事を公開するつもりで1ヶ月前から下書きを始めたにも関わらず、全く書き終わる気配が見えないまま大晦日になってしまったのでいったん曲だけ並べて気が向いたら加筆します。(そんなことある???) 1/12 追記

 

⚫︎今年のベストタイトル曲

사랑하게 될 거야 - ONF

We Must Love

We Must Love

今までオネノプが見せてきた姿よりも少し大人びた、でもオネノプらしい軽やかさや澄んだ感じが残っているドラマチックな曲。導入部からラストに向けてどんどん盛り上がっていく感じが好きです。編曲に同じ部分が無いらしく、だから聴いていてダレる瞬間が無いのかな…?1番2番3番すべてのサビの編曲を聴き比べると面白いかもしれません。作曲はデビュー時からずっとプロデュースを担当しているMonoTreeのファンヒョン(황현)。

 

Butterfly - 이달의 소녀(LOONA)

[MV] 이달의 소녀 (LOONA) "Butterfly" - YouTube

(楽曲がiTunesから消えてしまったのでMVを貼ります)

楽曲はもちろん、衣装や振付まで全てが好み直撃でした。綺麗でしなやかで夢幻的でかっこいい!歌詞にもあるように“私を遠くに連れて行く羽根(翼)”のような曲だと思います。女性アイドルが歌う「女性の心を軽くしてくれる」曲って強くて挑発的でかっこいいイメージのものが多い気がしていて、というか私がそういう曲を好みがちなんだけど、こういう方向もあるんだなあと思いました。とにかく何から何まで理想が具現化されたような完璧さだったので苦しみ(?)まで感じました。作曲はMonoTreeのG-High。

 

어느날 머리에서 뿔이 자랐다 - TXT

CROWN

CROWN

  • TOMORROW X TOGETHER
  • K-Pop
  • ¥255

清涼アイドルが見たいな〜〜〜……と思っていたところに彗星のごとく現れたTXT。『어느날 머리에서 뿔이 자랐다(ある日頭から角が生えた)』という独創的なタイトルと、そんなタイトルのインパクトに負けない曲の良さ。2019年清涼コンセプトの最適解を叩き出してます。

 

9와 4분의3 승강장에서 너를 기다려 - TXT

9 and Three Quarters (Run Away)

9 and Three Quarters (Run Away)

  • TOMORROW X TOGETHER
  • K-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

『9와 4분의3 승강장에서 너를 기다려(9と4分の3番線で君を待つ)』の“9と4分の3番線”はハリーポッターに出てくる場所ですよね。タイトル以外にもどこかにハリポタ要素が入っているんだろうか。アルバム名が『The Dream Chapter: MAGIC』なだけあって、魔法がキーワードになっていてMVにもファンタジックなシーンが多いのでワクワクします。それからこの曲を初めて聴いたときドラムっぽい音(本当にドラムなのかよくわからないけどドラムで再現できそうなリズムパート)が印象に残ったんだけど、その音のせいなのか曲のジャンル(ニューウェーブが加わったシンセポップというらしい)がそうなのかバンドっぽさを感じて、こういう曲でアイドルが踊っているのがなんか新鮮でもありました。他にもこういう曲があれば聴きたいです。

 

⚫︎今年のアルバム

『We Must Love』 - ONF


온앤오프 (ONF) 3rd Mini Album [WE MUST LOVE] Message Preview

オネノプ3枚目のミニアルバム。初めて聴いたときの感じが個人的に1枚目、2枚目より取っつきやすかったです。たくさんの人に幅広く聴いてもらえるように意識したのかな、なんて思いました。もしオネノプを知らない人にアルバムを1枚だけ勧められるとしたらこのアルバムにすると思います。

Ice & Fire

Ice & Fire

イダレソニョの『Butterfly』を手掛けたG-high作曲。『Butterfly』もそうなんだけど加工された高音?がめちゃくちゃかっこいいです。(ちなみにX1のチョ・スンヨンもWoodz名義で作曲に参加している。)

Happily Never After

Happily Never After

この29秒の試聴だけでもしみじみ思うんですが、オネノプの楽曲にハマってしまう大きな要因の1つがメンバーの声が好きってところだと思います。

 

『The Dream Chapter:STAR』 - TXT


TXT (투모로우바이투게더) The Dream Chapter: STAR Preview

BTSの後輩なのに「SHINeeの後輩みたい」「SHINeeの系譜」などと言われているのを見かけるTXTなんですが、私はこのアルバムを聴いてオネノプのデビューアルバム『ON/OFF』を思い出しました。オネノプの系譜って意味では全く無くて、出てくるワードやモチーフが似ていたりするので同じ清涼コンセプト・デビューアルバム(新人)ってなると共通する部分も増えるのかな?という感じ。

Our Summer

Our Summer

  • TOMORROW X TOGETHER
  • K-Pop
  • ¥255

タイトル曲以外で1番好きな曲。メロディーが好きだったんですが歌詞もまさに青春で良かったです。眩しい。

Cat & Dog

Cat & Dog

  • TOMORROW X TOGETHER
  • K-Pop
  • ¥255

「ただの友達にはなりたくない」から「お前は俺の女だ」でも「僕を君の男にして」でもなく「僕は(君の)ペットになれますか」が出てくるのすごくないですか…?すごい。「僕の白黒の世界の中で君は赤く青く輝く」っていう歌詞も『Blue Orangeade』の「君は赤い薔薇が好き 君は青い海が好き」から来てるのかなと思うんですが、そういう世界観の繋がり好きです。

 

『GO LIVE』 - ONF


온앤오프 (ONF) 4th Mini Album [GO LIVE] Highlight Medley

「動画を再生できません」と表示されますが、「この動画はYouTubeでご覧下さい。」という部分をクリックすればYouTubeのブラウザもしくはアプリが開くので、ぜひハイライトメドレーを聴いてみてください。

オネノプの2年間と、MonoTreeのオネノプに対する愛を感じられる4枚目のミニアルバム。4枚目にもなると結構いろんな曲を歌ってるなって思うんですが、どんな曲調の曲でもずっと“オネノプ”っぽさがあるところが良い。無理やり違うカラーに塗り替えるんじゃなくてメンバーの違う一面や成長した部分に光を当てているような感じ。3枚目の『We Must Love』がオネノプを知らない人にオススメしたいアルバムだとしたら『GO LIVE』は1枚でオネノプについてよく知ることができる、“オネノプ(概念)”がギュッと詰まっているアルバムではないかと思います。

Why

Why

タイトル曲『Why』。ヒョジンの歌い出し「また消えてしまったら次いつまた会えるか分からないから」からもう切ない。曲自体はすごく好きなんですが、この路線はここで止まってくれると嬉しいです。辛いので……

억x억

억x억

デビューアルバムを思い出す感じの曲。前作タイトル曲『사랑하게 될 거야 』の歌詞「名前さえ消えてしまった全く違う星から失った君を探して長い旅に来た気分」に対して、この曲で「見知らぬこの惑星で君に出会ったんだよ まるではじめから君を探しに来たような気分 よく知っているこの気分 君は今どう?」という歌詞を入れてくるところ……!物語が続いているようで好きです。

Moscow Moscow

Moscow Moscow

#ロシア愛好家

#モスクワ在住者

#モスクワに旅行予定の人

#モスクワに恋人がいる人

#ロシア人キャラクターが好きなオタク

#3分間モスクワ旅行

#とにかく全員聴いて

 

⚫︎今年のデビュー曲

어느날 머리에서 뿔이 자랐다 - TXT


TXT (투모로우바이투게더) '어느날 머리에서 뿔이 자랐다 (CROWN)' Official MV

この曲の歌詞は「頭に角が生えてしまい不安や孤独を抱える少年が、翼の生えている(=同じような痛みを持つ)君と出会い、ときめき、世界が開けていく。」といった内容です。デビュー当時の記事によると“思春期を迎えた少年の‘成長痛‘を‘角’という言葉で喩えた曲”らしいです。歌詞だけ見るとTXTとファンの出会いを物語に例えた歌のように思えたので、Bighitが歌の内容をそのまま、少年同士の、TXTメンバー同士の物語(The Dream Chapterシリーズの世界観)にしていることに少しびっくりしました。もちろんアイドルとファンの関係を歌っていると受け取ることもできるし、コンプレックスや悩みを抱える人は角の生えた少年に感情移入して聴くこともできるし、いろんな風に受け取りやすい曲だなあと思います。

 

NOM - DONGKIZ


[M/V] DONGKIZ(동키즈) - NOM(놈)

2018年にプレデビューでこの曲を発売したみたいなんですが、今年同じ曲で正式デビューしたようなので入れました。

ドンキズの『NOM』はエネルギー溢れる楽しい楽曲で、少しレトロな感じがするMVやKPOPアイドルではあまり見かけないタイプのダンス(ロックダンス?かな?)を取り入れた振付が面白いです。私が好きだったJPOPアイドルになんとなく近い部分もあって親しみやすく感じました。ただ歌詞に入っている“놀 줄 아는 놈인가”というフレーズは流行語(記事より。本当か…?)だったらしく、例えば日本で「タピる〜」というフレーズの歌があったとしてここまでグッとくるか疑問なところではあるので韓国語や韓国の生活をよく知らないからこそ良いと思う曲なのかもしれないです。

私調べだとドンキズの所属事務所はかなり小さいようなんですが(もしかしたらどこか大きい事務所の子会社だったりするかもしれませんが)、2作目では映画『ゴーストバスターズ』の曲をサンプリングして、衣装もパロディ風にしてみたり音楽番組ではオバケらしき着ぐるみをステージに登場させたり、面白いことをやってるなぁという印象があります。

 

 

おわり

なんですが、あまりにも好みがはっきりしているために9割オネノプとTXTで終わってしまった……ので、他に印象的だった曲を挙げていきたいと思います。

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[訳]キムアンドパクのBEST NEW KPOP #90 #GoldenChild


골든차일드(Golden Child) ‘WANNABE’ Official MV

Golden Child 正規1集『Reboot』

-パクヒア・キムユンハWピック

 

キムユンハ:『WANNABE』がタイトル曲じゃないですか。多分チェックされた方はチェックされていると思うんですが、メンバーたちが「メンバーを除いて全部変わった」とずっと話していたんですよ。でも間違ってはないです(笑)

パクヒア:そうですね。曲のカラーもすごく変わったんだけど、タイトル曲『WANNABE』と『나침반』の2曲は込められているメッセージがはっきりしています。愛の話でもなく自分が今したいことをしていく、という。このチームのことを考えながらちょっと心が痛くもあるじゃないですか。

キムユンハ:KPOPをよく聴かれている方の中にはそうやって惜しがる方達もいるでしょう。なぜならメンバー負傷のために空白期が1年以上あって、基本的にステージも上手なチームだと皆知っているためにいつカムバックするのかと気がかりになっていた方も多くて。

パクヒア:そうです。成績もちょっと思っていたより伸びなくて惜しく思う方達もいると思うんですが、今回のアルバムはそれにも関わらず…という言葉が合うアルバム?(それにも関わらず良いアルバムというニュアンス)

キムユンハ:私は、うーん、私たちが成功的な『Reboot』だとこの音盤の話をしているんですが、ある面では成績はそんなに重要じゃないのかもしれないと思います。もちろん事務所は良くないでしょう(笑)順位が高くてよく売れてこそ喜ぶでしょうが、個人的には長い空白期を、なんというか、逆らうのは簡単なことじゃないんですよ。私たちも1年休めばカンが鈍りますよね。そしてアイドルグループのような場合、デビューした後に走れなくなったらまた練習生に戻ったような感じもするし、メンバー負傷のような理由なら士気も落ちることが多いので、空白期を後にして(反して?)良いものを出すことが簡単ではないと私も知っています。そういった意味で、この音盤が彼らの空白期を埋めてくれて良い足場になってくれるだろうと思いました。

(中略)

キムユンハ:(アルバム構成の話をしている最中)『문제아』がクッションのような役割をしていたんですよ。そこで私が更に説得されたんだけど、この音盤は全般的なメッセージが一貫的なところがあります。もちろん合間合間に冗談のような愛の歌、90年代ドラマのような歌、そんなトラックや『She's My Girl』もレトロな感じがするトラックじゃないですか。そして愛に関する歌ではあるんだけど、それにも関わらず全般的なメッセージがすべて、空白期を問いながらメンバー同士したかった話を表しているみたいです。

例えば『No Matter What』が…ヒップホップユニットといえば最近はすごくswag,flexという感じなんだけど、そういうことより「僕が見せてあげるから聞いてみよう」という感じで話をしながら、『문제아』でまた自分たちの内面について話をして、最後にあれこれ面白味のあるトラックが続いて、『놓지않기로 해』も私はこれをファンソングだと思っているんですが

パクヒア:ファンソングじゃないでしょうか?

キムユンハ:でしょう。長く待ったファンたちのために作った歌だと思うんですが、一方でメンバーたちとの絆を歌っているように聞こえもするんですよ。

(中略)

キムユンハ:個人的には本当に好みの曲が多いです。どうしようもなく。

パクヒア:それは仕方ないでしょう。

キムユンハ:キムウリムだから?(笑)

キムユンハ:曲ひとつひとつ聴くたびに、なんていうかクリスマスなどにチョコレートボックスを開くといろんなデザインのチョコレートが入っているじゃないですか?味も違って。それをひとつひとつ取り出してみるんだけど、ひとつひとつ全てが美味しい感じでした。私には楽しくて美味しいアルバムでした。

パクヒア:今日持ってきた曲もチョコレートボックスの中のひとつの…

キムユンハ:あー何を選ぶかすごく悩んだんですが私はこの曲が良かったです。この曲が3番目、イントロ→WANNABE→次がこの曲なんだけど、正直『WANNABE』を聴きながら清涼(コンセプト)が名残惜しく感じる人も明らかにいるでしょう。このチームが清涼もすごく上手なので。『WANNABE』を聴いてそれがちょっと惜しいなと思う人たちに「ここだ!」と高音を投げてきた感じがする曲でした。『느껴져』という曲を準備しました。

パクヒア:そして私が準備した曲はですね後半にある『도망가지마』という曲なんだけど

キムユンハ:それ私の2番目のピックですよ、このアルバムで(笑)

パクヒア:このアルバムには本当に怪しいんだけど良い曲が3つあるんですよ。この『도망가지마』と、その…

キムユンハ:『둘만의 천국』(『2人だけの天国』)

パクヒア:タイトルも気恥ずかしくて(笑)皆さん『둘만의 천국』という90~00年代ドラマOSTのような曲があるんですよ。それともう1つが『She's My Girl』

キムユンハ:『She's My Girl』は導入部におそらくジボムさんのボーカルだと思うんだけど、ジボムさんのボーカルがゴルチャの中で一番、なんというかテストステロンの出て来る…ハスキーな感じがあって、その声で始まって、本当ただそのまま革ジャンで走っていきますね。(笑)

 

Don’t Run Away

Don’t Run Away

  • Golden Child
  • K-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

Lately

Lately

  • Golden Child
  • K-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes


パクヒア:(2曲を聴いた後)ところで皆さん、まだ聴いてない方も多いじゃないですか。理解します。なぜか。アルバムカバーが手に取りにくく出来ています。

キムユンハ:(笑)カバー本当に惜しいです。『WANNABE』のイメージに合わせて暗く撮ったと思うんだけど。

パクヒア:昔のINFINITE…

キムユンハ:本当に連想される部分が多かったです。音盤を全般的に聴いてみたら、先ほども言ったようにいろんなデザインのチョコレートのような感じです。今2曲を聴きながらコメント欄が「飛んで行く」「駆け出す」と大騒ぎで、それと「純粋だ」というように書いてくださっているんですが、私たちが最近KPOPで感じられなかったすごくメロディアスですごく純粋な感じのPOP?な曲たちと出会うこともできます。

 

She's My Girl

She's My Girl

  • Golden Child
  • K-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

[訳]キムアンドパクのBEST NEW KPOP #85 #ATEEZ


ATEEZ(에이티즈) - 'WONDERLAND' Official MV

 

キムユンハ:(ヒア記者がピックしたので)ピックした理由を聞いてみましょう。

パクヒア:オープニング、そして中間にオーバーチュアが入ってるじゃないですか。それから最後のエンディングまで本当に完璧に1つの物語が完成していて…それと中間のオーバーチュアを境にして雰囲気が変わるんだけど、こういう構成を説得力を持って聴かせてくれるグループのアルバム、それもフルレングス(正規アルバム)で聴かせてくれるアルバムはすごく久しぶりで面白かったです。

キムユンハ:そうですね。このアルバムはヒア記者がおっしゃったように、フルレングスとして…えっと、フルレングスというのが“10曲必ず満たさなきゃいけない”これが重要なことではないと思ってるんですよ。それで、あえて10曲以上入れる理由を音盤で説明しなきゃいけないと思っているんですが、すべて押し込んだからといってフルレングスに意味などは生まれませんよね。このアルバムの場合、そこをすごく充足させた点で私もピックするかしないか悩んでいたらヒアさんがピックすることになったんですが、そういった部分で確実に満足感があるアルバムです。また一方では、エイティーズが『TREASURE』で自分たちの出発を知らせながら始まったわけじゃないですか。中間の2枚のアルバムが私には若干説得力が不足していたんですよ。

パクヒア:そうです。でも私はこのアルバムで(説得力が)生まれました。

キムユンハ:それ、どういう意味なのかわかります。デビューアルバムはピンと来てこの最後のアルバムでも説得された(?)ので、その中で私としては若干迷っているのかなと思っていた『Say My Name』や『Wave』のアルバムもある程度この『TREASURE』という大きな地図の中で消化ができるように感じられました。それが良いストーリーを持っている音盤の力ではないかと思います。

 

End of the Beginning

End of the Beginning

  • provided courtesy of iTunes
Precious (Overture)

Precious (Overture)

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Beginning of the End

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